債権について2
株やFXの話はよく聞くと思いますが、債権の話は身近ではないと思います。
ニュースでは毎日株と為替が上がったとか下がったとテレビにも取り上げられますが債権のニュースはあまり聞くことはありません。
プロ中のプロで「債権トレーダー」という方の話を聞くことがあると思います。しかし、まず会えることはなく、ほとんどが「株」か「FX」のトレーダーかと思います。
しかし、債権市場というのは、株の市場よりはるかに大きな市場で約3倍程の最大規模の市場になります。
にもかかわらず、私たちに入ってくる情報が少ないのは、なぜでしょうか?
それは、ロットがあまりにも大きく個人向けではないことが理由になります。
通常、機関投資家が対象になり、1口10憶円~100憶円というサイズになります。
私たちが債権投資をしようと思うと一般的な証券会社で買える銘柄は株に比べて非常に少ないことに気づいて頂けると思います。
日本国債、アメリカ国債、海外の銀行の劣後債ぐらいになると思います。
債権は、規模やサイズが大きいからこそまず大口の機関投資家が買います。
その後の残り分を「劣後債」という形で個人投資家が買える枠があるということが多いです。
また、サイズが小さいと(投資金額が小さい)利回りは削られて少なくなります。
例えば、ソフトバンクの債権が海外で2000万円以上で買うと利回り6%程だったりしますが、日本で200万円分だけの購入になると2%程に下がったりします。
逆を言えば大きなサイズで買える方は非常によい条件で購入することが可能になります。
また、株は毎日大きく上下するのもですが、債権はそこまで上下するものではありません。
よく上場企業のオーナー社長は、資産を自社の株で持っていることが多いので資産は持っていますが、簡単に売るわけにもいかず意外にも現金がそこまでなかったりします。
オーナー社長が売ってしまうとその会社はまずい事が起こるのか?と思わせてしまうからです。
そこで、株を担保に金融機関からお金を借りてその借りたお金で好きなものを買ったりします。(もちろん金利は払わなければいけません)
では、株を担保にしたときはどれぐらい融資が受けられるのか?
優良な企業で70%程になります。
株に対して債権の場合は、90%ほど受けられたりしまう。
株より債権の方が信用があるのです。
ちなみに株は会社が潰れてしまえば紙くずになりますが、債権の場合は、取引先の売掛金等、潰れた後も回収できる可能性があることもあげられます。
私が推奨しているのは、株や不動産(ローンを使って)で増やして、最後は債権運用(プライベートバンク)で配当生活をお勧めしておりますが、世界中のお金持ちが当たり前にやっていることになります。
是非、株や暗号通貨だけでなく、債権も勉強して頂けたらと思います。
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