SKY PREMIUMのリスクについての見解
今、話題のSKY PREMIUMのリスクについてまとめてみます。
1、実際の運用が開示されていない。MAMMではなくあえてPAMMを使っている点
2.オフショアのFX取引所という点、海外FX取引所の為、トラブル後に治外法権というリスク
3.歴史を振り返って、公開されている世界的なFX運用会社でも毎月平均してプラスの利益を出している運用会社は聞いたことがない
では、順に説明していきます。
1.について・・・
SKYは実際の運用履歴が隠されています。いつどの通貨をどれだけのポジションでトレードしたのか?MAMMというシステムを使うだけで明らかにできるソフトウェアが10年以上前から存在しています。
なぜ、そのMAMMを使わないのか?ということです。
MAMMを使うデメリットとしては、投資家の資金がそれぞれ違う為、資金が少ない方はトレードが反映されない場合が出てきて、人によって利回りが変わってきます。
また、出金する時にトレードで持っているポジションのタイミングによって出金タイミングを考える必要があります。
全額出金したい時でも、自動でどんどんトレードしていくため、タイミングによって損切りするため、損することがあります。
逆にPAMMを使うメリットですが、投資家の資金を一括にする為、人によっての利回りがきれいに平等に出来る。
また、MAMMだとマイナスになっているトレードもリアルに見れる為、投資家が不安になり問い合わせが入り、関係者の対応がかなり大変になる。
しかし、歴史を振り返ると99%の案件が時間の問題で飛んでしまっている為、個人的には、クリアになっているMAMMでないと信用が出来ないという結論に至っています。なので、約4年前に全て引き出しました。
2.について・・・
オフショアのFX取引所という問題です。
オフショアの国の法人を使うことが非常に多いです。
理由としては、非常に安く取引所を作ることが出来ます。2000万円~5000万円等。
これが金融先進国等であれば、ライセンスを取得する厳しさや取得費用、また、ノミニー法人という運営者側にとって代表者名を伏せる等のことがやりづらくなります。つまり逃げにくくなる。
よくある話として2000万円で取引所を作り、資金を集めるだけ集めて取引所を飛ばすということが起こっています。
僕も過去にやられたことがあります。
この点、金融先進国の取引所では、分別管理だけではなく、信託保全が必須の条件だったりします。日本のMAMMやPAMMというシステムは金融庁の許可がおりておらず出来ませんが、株、FX会社はこの信託保全が全額されており、取引所や信託保全先の銀行が潰れても、われわれ投資家の資産は戻ってきます。
3.・・・
では、海外取引所でトラブルになった後の問題についてです。
例えば、出金したくても戻ってこない等のトラブルになると、取引所の国の法律で裁かれるということです。(治外法権)
取引所の国で裁判をして勝てるイメージはありますでしょうか?
また、勝訴=返金ではありません!(ここが一番大きいです)
例え、勝訴してもそこから差押える公的な権利が認められるだけ、抑える資産がその会社名義でなければ、抑えようがないのです。
しかし、当然裁判をしている間に資金を別の名義に移していたら、抑えようがありません。
例えば、A取引所と裁判で争い勝訴しました。しかし、B会社に移されていたらB会社の資産を差押えることは不可能です。
また、裁判で勝訴を掴むまでに1年等の長い長い時間がかかります。
そのたっぷりある時間の間に資金を移すことは、簡単なのです。(これは日本で言えます)
その為、ほとんどの方が泣き寝入りという状況なのです。
なので、なぜ、あれだけの巨額の資金を運用する会社が大手の取引所を使わずに聞いたこともないような取引所を使っているのか?疑ってしまうのです。
3.について
ヘッジファンドという会社は、たくさんあります。
公に公開されている会社は、たくさんありますが、SKY PREMIUMのように毎月毎月みごとにプラスの収支で終わっている会社は、聞いたことがありません。
どの会社も年単位でプラスだったりマイナスだったりを繰り返しています。
今年は年利30%だったけど、去年はマイナス20%でした・・・
均すとプラスだからいいでしょ?という成績が世界のトップレベルなのです。
もし、SKYが本物であれば、世界的にも稀なウルトラスーパー運用会社なのです。
以上が私が12年間色々なところに実弾を投げて、儲かったり、大損したり(8000万円)を繰り返してきた結論になっています。
信じていいのは、法律と契約書です。そして、それに対する罪の重さ。
営業マン、代表者、etc 人を信じて投資することは、非常にリスクと嫌という程経験してきました。
SKY PREMIUMの投資したお金が、なくなっても良いお金やリスクに対してリターンがよい、期待値が高いと判断できる方のみが投資の対象としてよいのかと個人的に思っています。
また、情報が入り次第共有していきたいと思っております。
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