やられた投資の話1「KOYO証券」
やられた投資案件1
約560万円やられた案件です。
相手は会社は、「KOYO証券」です。
うちの会社に電話営業がかかってきて、普段は相手にしないのですが、営業の方の対応が素晴らしくつい30分ほど話しました。
クリック株365のニューヨークダウが上がりますので、買いましょうという内容でしたが、僕はダウは上がると思いますが、手数料は安い証券会社で自分のタイミングでしか買いませんという内容を伝えており、見込みはないと思われたと思っていました。電話は僕が時間がなかった為、話の途中で一旦電話を終えました。
もう、かかってこないだろうと思っていたら、ある日突然、いきなり会社に来られて、その時は僕も時間があった為、帰すわけにはいかず、とりあえず、話を聞きましたが、相変わらず素晴らしい方なので、まあ、100万円ぐらいならと思い、とりあえず、口座開設することにしました。
そして、100万円だけ投資してみますと言ったところ、「100万!!こんな大チャンスにですか!?」という反応に、つい思わず「じゃあ、300万円で」と300万円投資することになりました。
買うのはいいですが、読みが外れた場合はどうするんですか?と聞くと「大丈夫です!私たちが常に見ていて守りますから!」とのこと。
守るって損切りするってことだろうな~っと思いながら
すると翌日あたりから、「今、いい感じになってきました。とりあえず、買ってみませんか?」とのことで「いや、今は天辺なんじゃないかと思いながら、プロが言うならと買ってみました」(僕は約9年間FXをやっていたので(そのうち3年間は朝から夜中までずっとチャートを追いかける日々を過ごしていたのでチャートは読めました)
今、思えば責任を委ねたかったのだと思います。
なんやかんやとあっという間に80万円程負けていき、「なんだ全然だめじゃないか」と不満に思っていたところ、ある日、担当者が体調不良で休みの為、上司の私が対応しますとのことで電話がかかってきました。
また、その方も人として非常に素晴らしい方だったのです。
素晴らしい方には、粗末な対応が出来ない私は、熱意に押され言われるがままにやってみることにしました。
そこから、ある程度利益が出ていき、この方の言う通りにしていると確かに勝てるなという感じで、もっと追加しませんか?とのことです。
勝っているので、言われるがままに気がついたら1000万円追加していました。
しかし、ずっと勝てるわけではなく、負ける日がやってきます。
「なんだ反対にいって大損しているじゃないか!」と不満に思っていると、営業マンからは相変わらずの誠意ある対応と発言で、僕も怒るに怒れない気分になりました。
そして、なんやかんやと気が付いたらマイナス500万円ほどになり、ちょうど、別の案件で560万円の損が確定したところで「もう、これ以上減らすわけにはいかない!」と思い、もう損切りしてやめたいと伝えたところ、3時間ほど電話でねばられ「最後に一回だけチャンスを下さい!」とのことで、誠意に負け、最後に一回掛けることにしました。
しかし、そのたった一回が大当たりし、その晩に大きく回復することとなります。
この人がやはりすごい!と思い、しばらく彼の言う通りにしていると、やっとあとちょっとでトントンというところまで回復してきました。
そこでもう手を引きたいなと思いつつ、しかし、ちょっと負けているわけです。
後、ちょっとを回復させたい気持ちがあり、また、営業マンも100~200万円ぐらいは勝ってもらいたいとのことで、彼の気持ちもわかるところもあり、続けることにしました。
しかし、そこからまた損し始めていき、途中からどうみても彼の提案することは逆に行くとしか思えなくなってきました。
「いや、これは絶対に違うでしょ」と思いながら「これは上がります!」と言い切った発言もあり、過去に大当たりしたこともあった為、言う通りにすることに・・・
しかし、そのまま真逆に進んでいくことが多く、「あの時はたまたま当たっていただけなんじゃないか」と思うようになりました。
そして、気が付くと常にマイナスのポジションを持ったまま、そのまま損を確定したくないという精神状態のまま、「今夜の雇用統計で吹き飛ぶ可能性があるため、一旦、逆のポジションを取りませんか?」とか「一旦、損切りしましょう!」と言う流れになり、また、翌日、「昨夜は何もなかったですね!また、ポジションを持ちましょう!」と証券会社のべらぼうに高い手数料稼ぎの的になっていきました・・・
よく先物取引で2000万円~3000万円の損をした方の話を聞きましたが、僕には、その方達がそこまで損を拡大させてしまう気持ちがよくわかります。
あの手口は「完全な悪徳商法」と思っています。
勝っていれば、続けます。勝っていれば、また営業マンから声がかかりチャンスですよ!と連絡がきて、普通はやってしまうと思います。
しかし、確率の問題で損することがあります。
損をしたら、取り返したい気分になります。
せめてトントンで終わりたい!
この気持ちです。
損を確定したくないという気持ちにつけ込み、莫大な手数料を稼ぎ、最後は追加して回復させる資金が無くなった時に終わりがきます。
当時は「なんやかんやと言って買いましょう!売りましょう!一旦、逃げましょう!」と毎日30~60万円という手数料がとられ、お金の感覚が完全におかしくなっておりました。
大金をかけているともし暴落したらと夜も気になって寝れなくなり、本当に辛かったです。
最後の方は、毎日朝、昼、晩とかかってくる電話が信用できなくなり、電話をとらないことにしました。
すると、直接会社に来て待っているのです・・・
その時に、こういう手法の会社なんだな・・・と思いました。
それでも、営業マンの人としての対応は素晴らしく、僕には粗末な対応ができないのです・・・
今となっては、僕の様な酷い対応が出来ない人を狙っている会社で、絶対に関わってはいけない会社と思っています。
そして、さらに損をしているとさらに「担当者が体調不良で、部長の僕が対応しますとのこと・・・」
しかし、その部長の人間性が自分さえよければいいという本音が伝わってくる人間で、彼にはボロカスに文句を言い始めました。
そこからもう全決済しろとクレームを言い、一旦、損切りをすることにします。
マイナス約560万円の損切りでした。
その後ですが、友人から債権回収率95%という弁護士を紹介され、相談したところ、いくらか回収できるとのことでお願いし、過当取引に値するということで約250万円を示談で回収することとなりました。
〇oyo証券や先物取引業者は、絶対に関わってはいけません。
勝ったとしても一時的です。勝った人はまた声がかかり、また、やります。
しかし、いつか負ける日がくるのです。
負け始めたら、「損を確定したくない!」「せめてトントンに戻したい!」
この気持ちでやめることが出来なくなります。
そして、歴史が証明するどこかの暴落に巻き込まれ、大切な資産を失います・・・
絶対にやってはいけないのです・・・
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